我が家にもタンスがありますが、引き出しの底板がたわみ、抜けています。
何かを取り出すたびに他の引き出しに干渉してイライラしていたため、いつかは直したいと思っておりました。
そこで今回はついに重い腰を上げ、100均で道具をそろえてタンス引き出しの底板補強のDIYに挑戦してみました!
参考動画

本作業を実施するにあたり、以下の動画を参考にさせていただきました。
引出しのソコ板が、落ち込んだときの修理方法
用意するもの

本作業を実施するにあたり、私が用意した道具は以下のとおり。
持っていないものがある場合は100均などでそろえましょう!
用意するもの | 用途 |
作業用手袋 | ケガを防いだり、作業道具をしっかり持つため。 |
メジャー | 板材のサイズを測るため。 |
筆記用具 | 板材をノコギリで切断するためのガイド線を引くため。 |
ドライバー | 引き出しのネジを脱着するため。 |
ゴムハンマー | 引き出しの分解&組み立てに利用したり、引き出しに底板をはめるときに使用するため。 |
木工用接着剤 | 引き出しの木枠と底板を接着するため。 |
クランプ(または重いもの) | 接着剤を塗布した引き出しを固定するため。 (ダンベルや厚手の本などの重いもので代用可) |
板材 | 引き出しの底につけて”たわみ”にくくするため。 |
ノコギリ | 板材を切り出すため。 |
紙ヤスリ | 切り出した板材の断面をなめらかにするため。 (使い捨ての爪ヤスリでも代用可) |
クギ | 引き出しの底につけた板材を固定するため。 |
かなづち | クギを打つため。 |
古新聞(または不要なチラシなど) | 作業台の傷を防いだり、ヤスリがけの削りカスを片付けやすくしたり、はみ出した接着剤を拭いたりするため。 |
補強作業
補強作業は以下のとおり。
木工用接着剤が完全に乾く必要があるため、1日では完了しません。
1日目|引き出しを分解する
まずは、カムロックと呼ばれるネジをゆるめ、木枠をゆるめます。


引き出しの取っ手も外します。


1日目|引き出しに接着剤を塗布し、組みなおす
外した木枠の接地面に木工用接着剤を塗布します。
ダボ穴の中にもタップリ入れておきます。

底板をはめる溝にもタップリ入れます。

木工接着剤はケチらずにタップリ使って、はみ出すようにします。

レール部分の接着剤のはみ出しは、乾いた後に干渉しないよう拭き取ります。

1日目|接着剤が乾くまで固定する
木工用接着剤が乾くまでクランプや重しで固定します。
木工用接着剤が完全に乾くまで1日程度放置しましょう。

完全に乾くと接着剤の色が白から透明に変わります。

2日目|引き出しの底のサイズに合わせて板材を切り出し、ヤスリがけする
引き出しの底板のサイズ+数ミリで板材を切断するためのガイド線を引きます。
サイズぴったりでガイド線を引いてしまうと、ノコギリで切断したときに多めに切ってしまい、予定したサイズより小さくなってしまうため、数ミリの余裕が必要です。

板材の切断にはノコギリカッターを用意すると使用後の収納場所に困りません。

切断時には大量に木くずが出るので注意です。

切断面はこんな感じ。
この後、ヤスリがけします。

今回は紙ヤスリの購入を忘れていたので、家にあった100均の爪ヤスリを使用してみました。
爪ヤスリは荒い面と細かい面があるので意外とおすすめです。

爪ヤスリは持って使っても良いですが、机に置いて削ることもできます。
作業全体をとおしてヤスリがけが一番大変でした。

上段がヤスリがけ前、下段がヤスリがけ後です。

2日目|引き出しの底に板材を固定する
引き出しの底板がたわまないよう板材で補強します。
今回はクギを打つことにしました。

上段が引き出しを前から見た状態。下段が後ろから見た状態です。

引き出しの底を板材で補強した状態

裏面はこんな感じ。

仕上がり(補強前→補強後)
今回の仕上がりは以下のとおり。
補強前(1)

補強後(1)

補強前(2)

補強後(2)
