この記事は、自腹で指定自動車教習所に通って大型二種免許を取得したかった私が少しでも負担額を減らしたいために国の補助金制度はないものかと調べた際に「教育訓練給付金制度」があることを知ったことから始まります。
「教育訓練給付金支給要件回答書」が必要となった経緯
大型二種免許を取得したいので補助金制度がないか調べた
私は30代後半で教習指導員となったため、現有免許が「中型免許(8t限定)」しかありませんが、指導員たるもの二種免許は持っておきたいと思っております。
教習指導員が運転免許を取得する場合は、一般的に自主練して一発試験から取得します。
しかし、私は30代後半で教習指導員になったため、地道に練習して少しずつ免許を増やしていく段階は過ぎているので、遅れを取り戻すため一気に大型二種免許の取得を目指すことにいたしました。
「教育訓練給付金制度」があることを知る
教習指導員は自主練して一発試験で免許を取得することが一般的であるため、所属する自動車教習所から免許取得にかかる補助金は出ない場合が多いです(例に漏れず、私の自動車教習所もそうです)。 このため大型二種免許取得にかかる教習費用の約50万円について、一部(あわよくば全額)補助金がどこかから出ないものかと調べてみると、国(厚生労働省)に「教育訓練給付制度」というものがあることを知りました。
教育訓練給付金とは
働く方の主体的な能力開発の取組み又は中長期的なキャリア形成を支援し、雇用の安定と再就職の促進を図ることを目的とし、教育訓練受講に支払った費用の一部が支給されるものです。出典:教育訓練給付制度
「教育訓練給付金制度」を利用するには「教育訓練給付金支給要件照会票」を作成し「教育訓練給付金支給要件回答書」を提出する必要があることを知る
私の入校したい自動車教習所にも「教育訓練給付制度」が利用できる講座がありましたが、入校手続きを行う段階で「教育訓練給付金支給要件回答書」が必要であることを知りました。 この「教育訓練給付金支給要件回答書」の入手方法について調べたところ、ハローワークが配布する「教育訓練給付金支給要件照会票」をハローワークに提出すると入手できることが分かりました。
教育訓練給付金支給要件照会票とは
厚生労働大臣指定の教育訓練講座の受講(予定)者が、教育訓練給付金の支給申請に先立ち、受講開始(予定)日現在における教育訓練給付金の受給資格の有無や、受講を希望する特定の教育訓練が教育訓練給付制度の厚生労働大臣の指定を受けているかどうかについて、照会確認する際に用いるものです。
ハローワークに「教育訓練給付金支給要件照会」できるか問い合わせた→管轄のハローワークのみ可能
これまでの経緯から「教育訓練給付制度」を利用するには「教育訓練給付金支給要件回答書」が必要で、これはハローワークに「教育訓練給付金支給要件照会票」を提出して受領する必要があることが分かりました。 そこで私はふと思いました。
問い合わせた結果はこんな感じでした(以下、ダイジャストでお送りします)。
ここで「教育訓練給付金支給要件照会」は、ハローワークでなければ行えないことが分かりました。
と、回答を得たものの・・・。
念のため、もう一か所にも問い合わせましたが・・・。
結局、「教育訓練給付金支給要件照会」は、管轄のハローワークでなければ行えないことが分かりました(当たり前か)。
こんなことがあり、最終的には私の管轄である「ハローワーク墨田」で「教育訓練給付金支給要件照会票」を作成することとなりました。
管轄のハローワークで「教育訓練給付金支給要件照会票」を作成し「教育訓練給付金支給要件回答書」を入手した
そんなこんなで「ハローワーク墨田」で「教育訓練給付金支給要件照会票」を作成・提出し、「教育訓練給付金支給要件回答書」を入手できたので、無事「教育訓練給付金制度」対応の講座を利用して自動車教習所に入校することができました。 なお、「教育訓練給付金」の申請は、免許取得後から行うことができます。
今回受領した「教育訓練給付金支給要件回答書」がコチラ
まとめ
「教育訓練給付金支給要件回答書」の入手方法は以下のとおりです。
必要な持ち物
※念のため管轄のハローワークに問い合わせてから伺いましょう。
- 身分証明書(私は運転免許証を持っていきました)
「教育訓練給付金支給要件回答書」の入手方法
- 自分の管轄のハローワークに行く
- ハローワークの受付に「教育訓練給付制度」を利用したいので「教育訓練給付金支給要件照会票」を作成し、「教育訓練給付金支給要件回答書」を受け取りたい旨を伝える。
- ハローワークで「教育訓練給付金支給要件照会票」を作成し、担当者に渡す。
- 担当者から「教育訓練給付金支給要件回答書」を受け取る。